プロポーズしたい!婚約までの流れってどうするの?

2019.06.5 更新

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プロポーズ=婚約?婚約の定義とは


結婚前に行なう婚約ですが、婚約の定義をはっきり理解している人は多くはありません。プロポーズして了承してもらったら、婚約ということになるのでしょうか?

詳しくみていきましょう。

プロポーズの形式は自由です

・プロポーズ=婚約

プロポーズを受け入れてもらい、お互いに結婚の意思があることを確認できた時点で婚約したことになります。『婚約=結婚の約束』と考えると分かりやすいですね。

それ以降は「わたしたち婚約しました!」と周囲に知らせることができます。ただ、婚約するにあたって法的な手続きはなく、特定の形式があるわけでもないので、公にするカップルもいれば、そうでないカップルもいます。

婚約を公にするかどうかはカップルが選ぶこととはいえ、婚約したことを両親や会社の上司、同僚、友人たちに知ってもらっておくことにはメリットがあります。

婚約したという事実が二人の間だけのことになっていると、その婚約には社会的な認知がされていないということになります。そうすると理不尽な理由で一方が婚約を解消したいといったときに、二人が婚約関係にあったことを証明する証人や証拠が何も残りません。

それが、すでにお互いの両親や会社の上司・同僚、友人に婚約したことを知らせ、婚約者を紹介していると、理不尽な婚約解消は起こりづらくなります。

公にすることでお互いが結婚に向けて真剣に努力していきますし、結婚までスムーズに流れていきやすくなるので、婚約は公にしたほうが良いでしょう。

・婚約を公にする場合

婚約には特定の形式がないので、自由に行なうことができます。日本の伝統的な様式に従えば「結納」という形式がありますし、両家の顔合わせを兼ねた食事会や友人たちも招いての婚約パーティーという形もあります。

結納や婚約パーティーはできないけど婚約を公にしておきたいという場合は、婚約通知状を親族や友人に送ることができるでしょう。

また、指輪を贈るというのも婚約した証になります。婚約指輪は、プロポーズの際に贈るカップルがほとんどです。

婚約指輪はそのほとんどがセミオーダーで1点物のため、手にするまでに最低でも1カ月はかかります。余裕をもって準備しておくようにしてください。

贈る際には、必ずサイズの確認を事前にしておきましょう。相手の指のサイズが分からないけどプロポーズのときに婚約指輪を贈りたいと思うのであれば、あとからサイズ変更が可能なものを選ぶこともできます。

このように婚約を公にする方法はいろいろとあります。二人で話し合って、自分たちに合った方法で婚約をオープンにしてみてください。

婚姻と入籍には正式な違いがあります。

婚約した段階では、役所へ届け出る必要書類などはありません。結婚するときになって初めて届けを役所に提出します。

結婚するときに役所に提出するのは婚姻届です。

結婚報告の際に「わたしたち入籍しました」という言葉をよく耳にするので、結婚する際に入籍届も必要なのかなと思ってしまうかもしれませんが、その必要はありません。

入籍届が必要になるのは、再婚時に連れ子を男性の戸籍に入れるときや、離婚時に子供を父親から母親の戸籍に入れるときです。入籍の本来の意味は、もともとある戸籍に誰かが入ることを指します。

婚姻届けを出した場合は、夫婦二人の戸籍を新たに作ることになるので、入籍するということではありません。

『入籍した=婚姻した』という意味で使われていることが多いですが、結婚した時に「入籍した」というのは正しくはありません。

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知っておきたい婚約のマナー


婚約をすると、相手の両親と顔合わせしたりして、二人だけの関係から両家の関係に変わっていきます。マナーをしっかり押さえて、相手の両親を安心させたいものですね。

夫婦として歩めるように努める

婚約が成立したあとは、恋愛とは違います。将来夫婦になることを目指して、誠実に努力することが求められます。

婚約には結婚とは異なり、何らかの書類を役所に提出する必要はないため法的な拘束力がないと思われがちです。しかし、お互いが結婚の約束に合意したのであれば、目標を達成するために行動していかなければなりません。

もしも、婚約した後に正当な理由もなく婚約を破棄するなら、精神的損害や財産的損害の賠償を求められる可能性があります。

口約束であったとしても契約を交わしているわけですから、共に夫婦として歩めるように二人が努めることは義務といえます。

婚約の報告は両親から

婚約の報告にはマナーがあります。報告する順番は、両親からが鉄則。

まずは、両親に報告して結婚の承諾をしてもらわなければなりません。一般的には、女性が男性の籍に入ることになるため、女性側の両親に会って許可をもらうようにします。

両家の親への挨拶は、結婚の半年~1年前までに済ませておくようにしましょう。早めに挨拶をしておくと、式場や式の日取りの相談もしやすくなるので、準備の流れがスムーズになります。

婚約を公にする場合は、仲の良い友人や同僚に先に伝えたいと思うかもしれませんが、まず伝えるべきなのは会社の上司です。仮に他の人から上司の耳にあなたが婚約するということが入ると、「常識がない人間」と判断されてしまう可能性があります。

上司に報告したら、会社の同僚に報告、その後、友人に伝えましょう。

親しい友人に伝える前にSNSで婚約したことを報告すると、ガッカリする人もいるので、SNSに投稿するなら同僚・友人・親族への報告が終わってからがおすすめです。

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知っておきたい結婚(婚姻)のマナー


結婚式前、結婚式当日、結婚式後でやることはたくさんあります。結婚のマナーや流れをしっかりと覚えておいて、全員から祝福される結婚式を目指しましょう。

特に海外挙式を行いたいという場合は、周囲への報告も重要になってきます。

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結婚(婚姻)の報告

婚約期間を経て、結婚(婚姻)への準備が整ったら周囲に報告をしましょう。このときも報告する順番には注意してください。婚約のときと同様に、ご両親(女性側から)→会社の上司→同僚→友人の順に報告します。

SNSで一斉に報告すると楽ではありますが、可能ならばSNSでの報告は仲の良い友人程度にし、できる限り正式な報告をするようにすると印象が良くなります。

SNSで報告するのは会社の上司や同僚、主だった友人に報告したあとがベターです。フォロワーが限定されているとしても、どこから情報が洩れるか分からないので慎重にいきましょう。

結婚式のマナー

・ゲストについて

どこまで親戚を呼ぶかは、両親の希望を聞いて調整するのがベターです。また、結婚式に招待されたことのある友人は忘れずに招待しましょう

・引き出物について

上司や同僚、友人など、関係性によって引き出物の内容を変えることは問題ありません。ただし、外からみてあきらかに大きさが違うと、受け取る側としては気分がよくありませんので注意が必要です。

・お礼(おこころづけ)の準備

結婚式を円滑に進行していくために、たくさんのスタッフが動いています。お礼(おこころづけ)を渡すことで、そうしたスタッフに感謝を伝えることができます。

ウエディングプランナー・介添え人・会場スタッフ・カメラマン・ヘアメイク・司会者などにお礼の準備をしておきましょう。

・お車代について

遠方から出席したゲストの交通費・宿泊代となるものです。主賓の祝辞や乾杯の挨拶をしてくれたゲストへは、距離にかかわりなくお礼としてお車代を用意します。

可能であれば直接渡すことが好ましいですが、渡すのが難しいと感じる場合は受付の際に渡してもらうとスムーズです。

結婚式の後のこと

・結婚したことの報告

結婚報告はがきは、式を挙げてから1~2カ月後に送ります。結婚式に招待できなかったゲストだけでなく、出席してくれたゲストにも送ります。

3カ月以内なら、暑中見舞いや年賀状と兼ねて送っても問題ありません。親戚、仕事関係、友人で文面を変えたり、お世話になった人には手書きで一言添えたりするなどすれば感謝を伝えられます。

・内祝いについて

お祝いをしてくれた人へは、忘れずに内祝いをお返ししましょう。内祝いにかける金額の目安は、頂いたものの3分の1~半額程度のものが一般的です。

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まとめ

婚約までの流れと、婚約・結婚の知っておきたいマナーをご紹介しました。プロポーズが成功して婚約できたら、ここでご紹介した流れに沿って結婚までの準備を進めていってください。あっという間に時間が過ぎていくので、早め早めの準備を心がけましょう。

この記事を書いた人

クラウディア編集部

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