挙式と披露宴はどちらかだけでもOK?!この違いとは

2019.03.9 更新

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

結婚式(挙式)とは?

神様や仏様、参列者の前で二人が愛を誓う儀式が結婚式(挙式)です。ここでは、結婚式を挙げる意味と4つの挙式スタイルの違いについておさらいしてみましょう。

二人の愛を誓う儀式

両親や友人の前で愛を誓い合い、結婚式を挙げることで、これからは夫婦として生きていくという「けじめ」をつけることができます。

結婚式を挙げておくと、夫婦間の問題が起こったときにも、参列者の前で愛を誓い合ったこと、祝福してもらったことを思い出すことができます。

また、結婚式を挙げることで、「夫婦になった」「結婚した」という実感がわきます。特に同棲が長いカップルは、式を挙げることで、夫婦になったという実感を得ることができるようです。

結婚式は親孝行にもなります。「ヴァージンロード娘と歩くのが夢だった」「娘の晴れ姿を見たいと思っていた」というお父さん、お母さんは少なくありません。結婚式は新郎新婦にとって特別な日になりますが、二人の両親にとっても忘れられない日になるものです。

挙式の違いは4つ

・教会式・チャペル式

キリスト教の神様に二人の愛を誓うのが、教会式・チャペル式の挙式です。結婚式場やホテルに併設されているチャペルでとり行なうことが多いです。

新郎が祭壇前で、父親とともにヴァージンロードを歩いてくる新婦を待ちます。神父の問いかけに対し、新郎・新婦が答える形で結婚の誓約がおこなわれ、結婚の誓約として指輪の交換をします。

・神前式

神道の神様に二人の結婚を報告して、加護を祈るのが神前式の挙式です。日本の伝統的な結婚式スタイルで、厳かな気持ちで愛を誓い合うことができます。

神前式の挙式は神社で行われることが多いですが、ホテルや結婚式場の神殿で挙げることもできます。神職が二人の結婚を神様に報告したのち、新郎新婦が神前に進み、誓いの言葉である誓詞を読み上げます。

・仏前式

仏様や先祖に二人が結婚することを報告するのが仏前式の挙式です。新郎または新婦の宗派のお寺、もしくは自宅の仏壇の前で結婚の儀式が行われます。

二人に結婚を誓う司婚の儀を僧侶が執り行います。その後、新郎新婦がお神酒を飲み交わして夫婦の契りを結ぶ「式杯」があります。最後に僧侶が、祝いの言葉と法話を述べてくれます。

・人前式

教会式・神前式・仏前式は神様、仏様に愛を誓うスタイルになりますが、人前式の場合は参列者全員に愛を誓い、結婚の証人になってもらうというスタイルです。

宗教と関係のない挙式になるので、人前式には儀式の内容やルールがありません。なので、他の式とは違い、ふたりのアイデアを盛り込んだオリジナリティ溢れる結婚式を挙げることができます。

目次へ

披露宴とは?

二人の愛を誓い合う挙式と違い、挙式が終わった後に、新郎新婦を親族や友人にお披露目する宴が披露宴になります。ここでは、披露宴をすることの意義と、どんなタイプの披露宴があるのかご紹介していきます。

夫婦になったお祝いの宴

披露宴をすることで、親族や友人、お世話になってきた人達に、互いのパートナーを披露することができます。

お披露目すると、「幸せな自分たちを見せびらかしているみたいで恥かしい」と感じる方もいるかもしれません。しかし、パートナーをお互いの親族や友人に紹介する機会は披露宴以外にあまりないのも事実です!

披露宴をしないと、後日あらためて親戚への挨拶に行かなければならなくなったりすることもあります。のちのちの親族との付き合いを考えると、両家の親族が一堂に会する披露宴をしておいたほうがベターと考えるカップルは多いようです。

披露宴では料理やお酒が振る舞われますが、それは「わたしたちの結婚を祝福してくれてありがとうございます」というゲストへの感謝の気持ちを形にしたものになります。

そして「これからは夫婦として、みなさんとお付き合いさせて頂きたいと思います」という気持ちをみんなに伝えることもできて素敵ですよ

披露宴の時間は2時間半~3時間が目安です。時間が長くなり過ぎると、ゲストが時間を持て余してしまうので、演出や余興の量に応じて時間を決めていきましょう。

ささやかな身内だけの食事会もあり

友人や知人、会社の上司・同僚などを招待して、規模の大きな披露宴を開きたいと思うカップルがいる一方で、ささやかな身内だけの食事会をしたいと考えるカップルもいます。

両家親族の顔合わせのために食事会を開き、落ち着いた雰囲気の中で歓談することで、親族同士の繋がりを強めることができます。

規模の大きい披露宴になると、親族と会話する時間を十分に持ちにくいものですが、少人数の食事会にするとゆっくりと会話を楽しむことができるというメリットもあります。

また、妊娠しているため結婚式・披露宴を行うのは体への負担が大きいため難しいものの、親族には挨拶がしたいというカップルも、身内だけの食事会を開くことがあるようです。

友人たちには会費制のお披露目会をするけど、親族だけは自分達の負担で食事会へお招きしたいと考えるカップルも同様です。これから何かとお世話になるであろう親族へは、「よろしくお願いします」の気持ちを込めて、二人にできるおもてなしをするのもよいですね。

目次へ

二次会

結婚式・披露宴は呼べる人数が限られているため、友人全員を呼べるわけではありません。二次会を開くと、結婚式・披露宴に招待できなかった友人たちを集めてお披露目パーティーをすることができます。

二次会と披露宴の違い

披露宴と二次会との違いが、よく分からないという人もいるかもしれません。

披露宴には親族や会社の上司などが出席していたりするので、フォーマルな雰囲気でカチっとしますが、友人を中心に招待する二次会は、そうでもありません。カジュアルで少しくだけた雰囲気になります。

結婚式や披露宴ではゲストと話す機会がなかなかとれませんが、二次会は一人ひとりのゲストとゆっくり話すことができるというメリットがあります。

二次会は会費制が一般的です。ご祝儀は不要で会費がご祝儀代わりになります。二次会は披露宴と比べるとカジュアルな場にはなりますが、結婚というめでたい場のひとつであることに違いはないので、最低限のマナーや礼儀はしっかりとわきまえましょう。

二次会をしない

「結婚式・披露宴が終わった後は二人でゆっくり過ごしたい」「翌日ハネムーンに出発するから」という理由で二次会をしないカップルもいます。

二次会をしないと、ゲストにお金と時間の負担がかからないというメリットがあります。その一方で、結婚式・披露宴に参加できなかった友人に、結婚相手の紹介をできないというデメリットがあります。

二次会を開くかどうかはカップルの考え方、結婚式・披露宴後の予定によっても左右されるでしょう。

ただ、二次会をしないと決めた場合でも、結婚式・披露宴に出席できなかった友人にはハネムーン時のお土産を渡すなどして、結婚したことを報告すると喜ばれるはずですよ。

目次へ

まとめ

挙式と披露宴の違いについてお話しました。

挙式は、神様や仏様、参列者の前で二人が愛を誓う儀式のこと。教会式(チャペル式)・神前式・仏前式・人前式と4つのタイプの挙式があります。挙式をすることで、夫婦として生きていく「けじめ」をつけることができます。

披露宴は、新郎新婦を親族や友人にお披露目する宴のこと。友人や知人、会社の上司や同僚を招待して大々的に行なう披露宴から、身内だけを招いて食事会を開くということもあります。

どんなタイプの挙式・披露宴にするかは、二人の希望だけでなく、ご両親の意向なども取り入れつつ、計画していきましょう。

この記事を書いた人

クラウディア編集部

「挙式と披露宴の違いは?」と聞かれて、うまく説明できないは意外と多いのではないでしょうか。挙式と披露宴を合わせて「結婚式」と考えている人もいるようですが、それは大きな勘違いです!

ここでは、挙式と披露宴の違いについて詳しくご紹介していきます。そして、挙式と披露宴は必ずしなければいけないのか、という多くのカップルが気になっているポイントについても解説していきます♡

関連記事

PLEASE SHARE