5分でわかる!結婚後の手続きでやることをリストアップ!

2019.03.12 更新

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

結婚後の手続きですること~役所関係~

役所に婚姻届を出した後に、やるべきことはたくさんあります。何度も役所に足を運ぶようなことを避けるために、婚姻届を提出した後にやるべきことを、きちんと整理しておきましょう。

結婚後の手続きに必要な書類 

・住民票

・戸籍謄本

・婚姻届受理証明書

・新しく変更した姓の印鑑(認印・実印)

・証明写真

結婚後に住所や戸籍、姓が変わることで、様々な手続きが必要になります。なので、入籍後は新しい住民票や、必要に応じて戸籍謄本を入手しておくようにしましょう。

パスポートの記載事項の変更、もしくは作り直しをする場合は、戸籍謄本や証明写真が必要です。ただし、婚姻届後に新しい戸籍謄本ができていない場合は、婚姻届受理証明書を代わりに提出することができます。

新しい戸籍謄本ができるまでには、数日~数週間かかることがありますが、婚姻届受理証明書は、婚姻届が受理されるとすぐに発行してもらうことが可能です。

婚姻年月日や本籍、住所、新姓などの情報が記載されているので、婚姻届を提出した際に、数通発行してもらっておくといいでしょう。発行手数料は、1通350円です。

運転免許証の変更手続きの場合は、住民票の写しが必要です。本籍地の変更がある場合は、本籍地入りの住民票を提出しましょう。変更手続きの場合は、県外からの移転であっても証明写真は必要ありません。

各種手続きには印鑑が必要になることが多いので、姓が変わった場合は、新しい姓の印鑑を認印・実印ともに用意しておきましょう。

手続きする前に注意すること 

・印鑑登録をする

結婚後は印鑑が必要な場面が多いので、「転居」や「転出」、「転入」といったタイミングで、印鑑登録を一緒にしておきましょう。

印鑑登録をする際は、登録したい印鑑と本人確認書類を持参します。登録手数料として200円を用意しておいてください。

・国民年金、国民健康保険に加入している場合

国民年金や国民健康保険に加入している場合は、婚姻届を出すときに一緒に手続きを済ませておくようにおすすめします。そうすれば、何度も役所に足を運ぶといったことを避けられます。

・引っ越しする場合

結婚にともなって引っ越しをする場合は、転出届や転入届をしておきましょう。転入届をする際は「転出証明書」が必要になるので、転出届をやった後に転入届けは行ないます。

ただし、転居先が同じ市区町村なら転出届は必要ありません。身分証明書を持参して、転居届を出しましょう。

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結婚後の手続きですること~会社関係~

結婚前に働いていた場合は、結婚後に会社関係の手続きも必要になります。結婚後も同じ会社で働き続ける場合、結婚後に退職する場合に分けて、必要な手続きをみていきましょう。

結婚後も会社で働き続ける場合 

結婚後も同じ会社で働き続ける場合は、結婚届を提出しましょう。役所で婚姻届を提出した際に婚姻届受理証明書を発行しておけば、スムーズに結婚届を提出することができますよ。

結婚届を提出すれば、指名や住所変更といった手続きは、会社でやってもらうことができます。健康保険や年金(第2号被保険者)、お祝い金(会社で規定されていれば)といった手続きも代行してもらえるので、自分で面倒な手続きをしなくて済みます。

給与振込先に指定している口座名義に変更がある場合も、名義の変更届をしましょう。

結婚後は会社を退職する場合 

結婚後に会社を退職する場合は、まずは会社に退職届を提出します。退職を考えている場合は、退職希望日の6カ月~3カ月前には上司に伝えるようにしてください。退職に関する必要な手続きは、会社の担当者に確認しながら進めていきましょう。

・退職後、別の会社に転職する予定の場合

結婚後は、専業主婦(夫)となる予定がなく、別の会社へ転職することを考えている場合は、離職後にハローワークにて失業給付の手続きを行ないます。失業給付の手続きには、本人確認書類と証明写真(2枚)、印鑑、通帳、それに以前の職場から送られてくる離職票が必要です。

転職活動をしている期間、被扶養者にならない場合は、国民健康保険と国民年金の手続きも必要となります。こちらも手続きを行なっておきましょう。

・退職後、配偶者の扶養に入る場合

結婚後、退職して働く予定がない、もしくはパートで配偶者控除が受けられる範囲内で働くという場合は、配偶者の扶養に入るための手続きが必要です。扶養者となる夫、もしくは妻が会社員の場合は、その会社に扶養申請をします。

夫、もしくは妻が自営業の場合は、国民年金(第3号)や国民健康保険に加入することになります。国民健康保険は、世帯収入によって保険料が決められるので扶養という概念はありません。家族の分の保険料を合わせて納付することになっています。

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結婚後の手続きですること~契約関係~

結婚後は、姓が変わったり、住所が変わったりするため、様々な契約関係の手続きも必要になります。どんなものに手続きが必要となるのか、確認しておきましょう。

氏名・住所変更しなければならないもの 

・運転免許証

新しい住民票を入手したら、運転免許証の氏名・住所変更をしましょう。これを先にしておくと、運転免許証が身分証明書の代わりになるので、ほかの手続きの度に住民票を提出する必要がありません。

・自動車登録手続き

結婚前から車を所有していた場合は、氏名・住所の変更にともなって自動車の登録情報を変更しなければなりません。手続きは、管轄の運輸支局、または自動車検査登録事務所にて行ないます。車検証に加え、住民票もしくは戸籍謄本などの書類のほか、印鑑が必要になります。登録手数料は350円です。

・銀行口座

通帳とキャッシュカード、届出印と新姓の届出印と本人確認書類を持参して手続きを行ないます。運転免許証の裏面に住所・氏名などの変更内容が記載されていれば、それを持参すれば住民票は必要がありません。

・保険関係

保険証券、新姓・旧姓の届出印、本人確認書類を持参して手続きを行ないます。詳細は、各保険会社に確認しましょう。

・年金手帳

年金手帳、被保険証、印鑑(本人の署名でも可)を持参して、管轄の役所で手続きを行ないます。

・クレジットカード

カード会社に問い合わせて必要な書類を取り寄せ、変更内容を記入後に提出しましょう。

・パスポート

戸籍謄(抄)本、もしくは婚姻届受理証明書、証明写真を持参して都道府県の旅券窓口で記載事項の変更を行ないます。

・携帯電話

本人確認書類(裏面に変更内容が記載されている運転免許証でも可)と携帯電話を持参して、携帯電話会社のショップで手続きを行ないます。インターネットでも手続きは可能です。

・ネット回線

インターネット会社に問い合わせて、それに沿って変更手続きを行なってください。

手続きをスムーズにするためには 

結婚後の各手続きをスムーズに行なうためには、まずは必要になる手続きをリストアップしましょう。

次に、各手続きをする場所を確認します。役所でやるべき手続き、銀行や警察署でやるべき手続きなど、手続きする場所とその際に必要となる書類を確認しておきましょう。

その上で、引越しと入籍のタイミングに応じて、手続きのためのスケジュールを組み立ててください。

・引越しと入籍のタイミングが同時の場合

引越しと入籍が同時にできる場合は、役所に転出届を出す際に婚姻届と戸籍謄本を準備し、引越しを行ないます。

引越し後に転入届けと婚姻届を同時に提出し、婚姻届受理証明書などを発行してもらって、できる手続きから済ませていきましょう。

・入籍後に引越しする場合

入籍後に引越しをする場合は、段取りが少し変わり、婚姻届を提出して婚姻届受理証明書、新しい住民票などを発行した後に運転免許証などの氏名を変更します。

その後、転出届を出して、引越しをします。引越し後に転入届を提出し、印鑑登録などを行ないます。その後、新しい住民票を発行してもらい、各種住所変更の手続きを行なっていきましょう。

・引越し後に入籍する場合

引越し手続きを行ない、役所に転出届を出します。引越し後に転入届けを提出し、印鑑登録を行ないます。新しい住民票を発行したら、運転免許証の住所変更を行ないましょう。

役所に婚姻届を提出し、婚姻届受理証明書、新しい住民票などを発行してもらい、その後、各種氏名・住所変更の手続きを行なっていきます。

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まとめ

結婚後にやるべき手続きは多くあります。やるべき手続きをリストアップして、どこの場所でやる必要があるのかを確認した上で、手続きのためのスケジュールを立てていきましょう。入籍と引越しのタイミングで、手続きの段取りも異なりますので、その点も注意してくださいね。

この記事を書いた人

クラウディア編集部

結婚したら、やるべき手続きがたくさんあります。何をしないといけないのか、またどこで手続きをする必要があるのかといったことを、きちんと把握しておかないと、後々面倒なことになる可能性も大です。

ここでは、結婚後にやるべき手続きを、役所関係・会社関係・契約関係に分けて解説します。やるべき手続きはリストアップして、段取りよく済ませてしまいましょう。

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