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トップメッセージ

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おかげさまでクラウディアグループは、創業50周年を迎えました。 株式会社クラウディアホールディングス 代表取締役会長兼社長 倉 正治

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご支援を賜りまして、誠にありがとうございます。当社グループは今年、株式会社クラウディアホールディングスの前身「京都オーダーソーイング」の創業から50周年を迎えました。この大きな節目を無事に迎えることができましたのも、ひとえに株主の皆様と、これまで当社に関わっていただいたお客様のご支援、そしてグループ全社員の努力のおかげと感謝いたしております。45周年とほぼ時を同じくして世の中がコロナ禍に覆われた時には、どのような状況で50周年を迎えることになるのかという不安もございましたが、結果として、逆風を乗り越え、より強固な収益体質への変貌を実感するなかで、記念すべき年を迎えることができるのは大変喜ばしいことであります。

さて、2024年8月期上半期の連結業績ですが、売上高7,027百万円(前年同期比21.2%増)、営業利益695百万円(同30.2%増)、経常利益698百万円(同23.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益634百万円(同19.8%増)という結果でございました。コロナ禍中における挙式控えの反動による特需が消滅したことにより、エンドユーザーの挙式需要に直結する式場事業や衣裳事業等の領域では増収幅に一巡感が見られる一方で、B to C領域を追いかける形で回復してきたホールセール事業の領域は、順調に売上げを伸ばしました。リゾート挙式事業におきましては、昨夏より徐々に回復の兆しがあったハワイ挙式の動きが活発になったことなどから、前年同期に比べ47.8%の増収となりました。いずれの事業領域も、これまでの単価改善の取組みの成果が、増収の要因と考えております。

事業展開といたしましては、2023年11月に、婚礼和装メーカーである株式会社二条丸八の全株式を取得し、子会社化いたしました。当社グループは、創業以来「ドレスありき」で事業領域を拡大し、2000年代以降は「ドレスづくり」を基幹とする総合ブライダル企業として成長してまいりました。その過程では「天満宮会館」の運営をはじめ、和婚需要に注目した事業展開も行ってまいりましたが、本格的な婚礼和装自体を自社で取り扱ってはおりませんでした。このたび、婚礼和装の企画・製造・販売のノウハウに加え、婚礼衣裳のメンテナンスにおいても高い技術を有する同社をグループ会社として迎えることで、更なる収益基盤の強化を目指します。また、和装衣裳での挙式という文化を継承する一担い手となることを通じ、当社グループなりのサステナビリティの実現に繋がれば本望です。

下半期には、50周年記念事業といたしまして、スペインで開催される「バルセロナ・ブライダルファッションウィーク」へ出展いたします。SNSを通じて海外からの問い合わせも多い主力ブランド「KIYOKO HATA」をはじめとするドレスブランドを出展いたしますが、グローバル市場で生の評価を受けるという、大変チャレンジングな試みとなることでしょう。

中長期的な経営ビジョンの策定や、継続的な人的投資など、目の前にはまだまだ課題が山積しておりますが、株主様への説明責任を果たしながら、一つひとつ課題をクリアしてまいる所存です。株主様におかれましては、引き続きご支援、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

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